あなたの知りたい情報局

来て頂いた方の役に立つ、様々なジャンルの情報を配信しています!

天皇退位、「平成」の次の元号は?元号の歴史と決め方について

天皇退位、「平成」の次の元号は?元号の歴史と決め方について書いてみました。
天皇陛下の退位により2019年5月1日で「平成」が終わり新しい元号へと切り替わることが決まっています。そして元号とは、その時代の天皇がその位についてから退位(交代)されるまでを1つの年代(時代)として考え、その年代(時代)に対して付けた名前のことを「元号」と呼んでいます。


天皇退位で2019年5月から新しい元号へ!!

「平成」は、元号の歴史が始まってから、第247番目の元号

2018年は「平成」という元号ですが、その「平成」は今から約1300年ほど前、飛鳥時代にまでさかのぼり、その飛鳥時代、初代元号にあたる「大化(たいか)」という元号から数えて実に第247番目となる元号になっています。

 

この「平成」という文字の由来なのですが、それは中国のかなり古い時代の書物に出てくる、「内平らかに外成る」と言う言葉が元になっていて「国の内外にも天地にも平和が達成される」という意味から来ています。

 

昭和天皇が崩御(ほうぎょ)「お亡くなりになること」され、昭和から新たな時代へと移り変わろうとしていた当時、「修文」や「正化」といった、元号も候補にあったのですが、「平成」のほうに元号に関する専門学者などの賛成意見が圧倒的に多かったことから「平成」に決まりました。

 

これまでの1つの元号(時代)に関する使用期間を平均すると、約5.5年というデータがあるのですが、平成の前の元号「昭和」は実に64年間も続いた、日本で約1300年、247個ある元号の歴史の中で「一番長い元号」(内閣府)となっています。

 

「元号」の選定には6つの決まり事がある!!

 
「漢字2文字」と「書きやすさ」

 

日本での「元号」は飛鳥時代にまでさかのぼる1300年の歴史があるのですが、時代が大きく移り変わり近代化が始まった明治になってから、1人の天皇に対し1元号という決まりになり、1979年(昭和54年)元号法という法律ができ定められました。

 

ちなみにそれまでは、大災害や多くの死者が出るほどの病気の流行といった悪いことやお祝い事のあった時にも「元号」を換える「改元」がよく行われていたといいます。

 

元号は、もともと古代中国で「王が時間を支配する」との考えから使われ始め、その後、日本や朝鮮になどに伝わりました。

 

歴史書で、ある日本書紀に書かれているのですが、日本での最初の元号は、645年に定められた「大化(たいか)」という元号です。

 

「元号」を選定する6つの決まりごと

1.「国民の理想としてふさわしいよい意味を持つ」こと

 

2.「漢字2字」であること

 

3.「書きやすい」こと

 

4.「読みやすい」こと

 

5.これまでに「元号」や「贈り名(皇帝などの死後に贈る名前)」として1度も使われていないこと

 

6.「俗用(一般世間での使用)として1度も使用されていない」こと

 

以上の6つを全て見たした元号を候補にあげ選定していきます。

 

「平成」の次の元号について現在政府は、中国の古い書物に詳しい複数の専門家や学者に元号の候補を挙げるよう依頼しており、専門学者・衆議院・参議院の議長らにも意見を聞き、最終的には閣議で決定、2018年中頃には発表する予定になっています。

 

 

これまで使用された「元号」の歴史とその一部

 

順番、第1.飛鳥時代(西暦645年~650年)・・・大化(たいか)

 

順番、第9.奈良時代(西暦724年~729年)・・・神亀(じんき)

 

順番、第11. 奈良時代(西暦749年~749年)・・・天平感宝(てんぴょうかんぽう)

 

順番、第33. 平安時代(西暦923年~931年)・・・延長(えんちょう)

 

順番、第56. 平安時代(西暦1024年~1028年)・・・万寿(まんじゅ)

 

順番、第148. 鎌倉時代(西暦1312年~1317年)・・・正和(しょうわ)

 

順番、第229. 江戸時代(西暦1764年~1772年)・・・明和(めいわ)

 

順番、第234. 江戸時代(西暦1804年~1818年)・・・文化(ぶんか)

 

順番、第244. 近・現代(西暦1868年~1912年)・・・明治(めいじ)

 

順番、第245. 近・現代(西暦1912年~1926年)・・・大正(たいしょう)

 

順番、第246. 近・現代(西暦1926年~1989年)・・・昭和(しょうわ)

 

順番、第247. 近・現代(西暦1989年~2019年)・・・平成(へいせい)

 

順番、第248. 近・現代(西暦2019年5月1日~)現在精査中・・・

 

まとめ

2018年の中頃には新しい元号が発表される予定になっていますが、はたしてどんな元号が選ばれるのでしょうか?気になるところです。