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レイジングブルでデニーロが演じたジェイクラモッタの転落人生、しかし彼は負け組みではなかった!

レイジングブルデニーロが演じたジェイクラモッタの転落人生、しかし彼は負け組みではなかった!について書いてみました。レイジングブルというボクシング映画で、ロバート・デニーロさんが演じた元世界チャンピオンのジェイクラモッタさんがお亡くなりに話題になっています。この映画レイジングブルでは人気俳優のロバート・デニーロさんが、主人公であるジェイクラモッタさんの転落していく人生を演じているのですが、実は引退後の彼はそれほど転落ではなくむしろある意味勝ち組だったとも言われています。

 

ジェイクラモッタはボクシングの黄金時代とされる1950年代、大活躍した伝説のボクサー!!

 

ジェイクラモッタのプロフィール

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本名 :ジアコーベ・ラモッタ

ニックネーム:レイジング・ブル(怒れる猛牛)

生年月日:1922年7月10日

死去:2017年9月19日(95歳)

身長: 173cm

リーチ :170cm

国籍 :アメリカ合衆国

出身地: ニューヨーク州ニューヨーク市ブロンクス区

死没地: アメリカ合衆国、フロリダ州マイアミにある老人ホーム

ボクシングスタイル :オーソドックス

ボクシング階級 :ミドル級

プロボクシング戦績

総試合数: 106試合
勝ち: 83試合(内KO勝ち: 30試合

引き分け: 4試合

敗け :19試合

 

1922年7月10日、当時のアメリカ、ニューヨークでは最も治安が不安定だったとされるニューヨーク市ブロンクス地区にイタリア人の父とユダヤ人の母の元に生まれた、映画レイジングブルの主人公「ジェイクラモッタ」さんは、小さい頃から父親にいわれ、近所の大人たちの娯楽のために、いやいや他の子供とケンカやボクシングのような戦いをみせてお金稼ぐ日々を送り、ある日とうとう警察に補導されてしまいます。しかし彼を補導した警察官にある時ボクシングのジムへ連れて行かれ本格的にボクシングを始めることになります。
1941年(昭和16年)、19歳でボクシングのプロとしてデビューしたレイジングブルのジェイクラモッタさんは、そのニックネームの通り、倒れても倒れても向かっていく驚くほどのタフネスさとスタミナ、そして打たれても打たれても前進する、恐怖を知らぬブルファイトでまさく「ジェイクラモッタ=レイジングブル!」その名の通りボクシングファンを魅了し続け、実力と知名度をどんどん上げていきました。

 

映画「レイジングブル」

公開日:1980年(昭和55年)

上映時間:128分

ジャンル:ヒューマンドラマ、スポーツ

監督:マーティン・スコセッシ

キャスト:

 

・ロバート・デ・ニーロ:(主人公のジェイク・ラモッタ役)
1940年代から50年代初頭にかけて、アメリカで大活躍したプロボクサー。強情で、自分の信念を曲げない。強靭な精神力で積極的に前へ出ていく姿勢から“レイジング・ブル”と呼ばれます。猜疑心が異常に強く、それが仇となって身を滅ぼしていきます。

 

・キャシーモリアーティ(主人公ジェイク・ラモッタの妻ビッキー・セイラー役)
ジェイクラモッタの2番目の妻である、ビッキーラモッタさんはブロンドヘアーのセクシー美女で、男性にモテることからジェイクの嫉妬深さに悩まされます。ジェイクラモッタとの間に二男一女をもうけています。

 

・ジョー・ペシ(主人公ジェイク・ラモッタの弟ジョーイ・ラモッタ役)
ジェイクラモッタの弟で、マネージャーとして破天荒な兄を支えていきます。兄ジェイクラモッタを唯一うまく扱える人物。仲のいい兄弟だでしたが、あることをきっかけに絶縁状態になります。

 

 映画「レイジングブル」で主人公のジェイクラモッタを演じた人気ハリウッド俳優の
ロバート・デニーロさんですが、この映画「レイジングブル」に出演するにあたり
体重を30キロも増量したことで有名になりましたが、それとは別に映画「レイジングブル」でのボクシングのシーンで、主人公のジェイクラモッタさんを演じたロバート・デニーロさんの繰り出すパンチが物凄く速くプロボクサーなみともいわれ、主人公のジェイクラモッタさん本人から、「プロデビューできる!」とお墨付きをもらったそうで、パンチの速さは「ロッキーをはるかに越えている!と話題になりました。

 

 

ボクシング映画の興味深い点は、試合をどう描くか以上に、ボクサーの日常がボクサー本人を如何にダメにしているかを描いている部分も面白い所だと言われていますが、デニーロさんが演じた、映画『レイジングブル』では、妻に逃げられ、不健康にデブり、財産を失い、仕事を失い、監獄に入れられ、兄弟とも別れ、と、転落の一途を辿るという主人公ジェイクラモッタさんの話ですが、脚本上の必然性から、妻の不貞を秘密にし、兄弟の名誉のために大喧嘩しながらも、デニーロさんが演じる、ジェイクラモッタという実の兄に、ボコボコにされるという理不尽な扱いを受ける弟のペシについて、映画を観ている観客の私達は、デニーロ(兄ジェイクラモッタ)さんから弟のペシが離れていくのは当然だ!と感じ、観客の共感を得るのですが、映画の画面上ある意味、弟のペシがデニーロ(兄ジェイクラモッタ)を見捨てるというより、、観客であるわれわれがあまりの酷さにデニーロ(兄ジェイクラモッタ)に呆れ果て、見捨てている、または演出と編集によりそのように思わされているという映画にもなっています。

 

 

本当に負け組みだったのか?


映画レイジングブルでデニーロさんが演じたジェイクラモッタさんは、”全てを失った男”として描かれていますが、彼の人生は本当にそういうものだったのでしょうか???

というと、どうもそうでもないようです。
95歳でお亡くなりになるまでは、伝説のボクサーとして殿堂入りしていますし、何冊も本を書いていて、そのうちの一つがジェイクラモッタさんの転落人生を描いた『レイジングブル』で、ロバート・デニーロさん主演で映画化され、そうとうなお金が入り金銭的に困っているということはなかったといいます。また少なくともプロボクサー引退直後は、大金持ちの生活を送っていましたし、また世界チャンピオンとして輝き、目標を成し遂げた男としての満足感も感じていたと思います。決して、波乱に満ちて人生を投げやりに生きた人ではなく、本当の意味ではこのレイジングブルでデニーロさんが演じたジェイクラモッタラモッタという人の人生は完全に勝ち組のそれではないでしょうか。

 

まとめ

このレイジングブルという映画を見て感じるのことは、人それぞれの人生で、ある大事な場面に遭遇したその時、例えば勝負を挑まず、また勝利の味を知らないままもし人生送ってしまうことがあったとしたら、レイジングブルでデニーロさんが演じたジェイクラモッタさんの人生が哀れな負け組みのはずがないと感じますし、映画ではジェイクラモッタさんの周囲から次々と人が去っていくさまが描かれていますが、和を重んずる日本人の私達はそれを見て、なんて哀れだろう・・・ときっと思うかもしれませんが、ボクシングで世界チャンピオンになる人はそれくらい我が強くなけければ、孤独と戦い続けなければならない世界チャンピオンにはとてもなれないと思います。

この映画のラストでは、鏡に映る自分の姿に、いつまでも自分がチャンピオンだという虚像が描かれ、その虚像が、哀れにシャドーボクシングをしているシーンがあるのですが、

彼は、決して負け組みの人生送ったわけではなく、引退後も場末のバーで司会業をやっていましたが、実際ジェイクラモッタさんは、かなりこの仕事で成功していました。

偉大な元世界チャンピオン「レイジングブル」のジェイクラモッタさん。波乱に満ちた人生にお疲れ様でした。心よりご冥福をお祈りいたします。