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オリーブオイルの偽物に注意?

オリーブオイルの偽物に注意?について書いてみました。

 

あなたは、調理等に使う油は何を使っていますか?

 

健康を考えている大概の人は少し高くても、良質なオリーブオイルを使っているようですが、

 

しかし、スーパーでは圧倒的に価格の安いサラダ油やキャーノーラ油が主流です。

 

油って何気なく使っていますが実は健康や老化を防ぐ為にも非常に重要なので

 

僕はサラダ油やキャノーラ油は、たまに行くキャンプの時以外は使わず、

 

ひまわり油やオリーブオイルを使っています。

 

しかし、このオリーブオイルについても、何やらニセモノが結構出回っていると、

 

ローマ在住でイタリアソムリエ協会公認オリーブオイルソムリエである

 

 

「Author:KOKO」さんの記事を読み、ちょっと驚いたので今回はこれを共有していきたいと思います。

 

偽物オリーブオイル?

オリーブオイルって様々な種類のものがあり、しかもお値段もピンからキリ。

 

高いお値段で、

「低温圧搾(ていおん あっさく)のエキストラバージン・オリーブオイル」

 

と表示されていれば、最高級のオイル!

 

なんて思っていたのですが、少し勘違いしていました。

 

低温圧搾(ていおんあっさく)

 

コールドプレス製法とも呼ばれ、熱を加えず、

急激な回転も加えず、おしつけてユックリと搾る方法。

 

30℃以上の熱をかけない低い温度で行う場合、コールドプレスと表記することができ、

 

香りや品質がよく、味もまろやかで美味しい、その分、手間がかかりコストもかかります。

 

しかし健康を重視し、なるべく老化は避け、さらに最も重要であるオリーブオイルを使って美味しいお料理を食べたいと思う人は多少コストが高くともコールドプレス製法のオリーブを選んでいます。

 

本場イタリア産なら安心? 

過去20年間、オリーブオイル業界ではいくつかの詐欺事件が起きていて、日本を含め

 

世界中にエキストラヴァージンオリーブオイルの偽物があふれていることを専門家が指摘しています。

 

日本の落とし穴

偽物エキストラヴァージンオリーブオイルのカラクリについて,

 

実は日本には、オリーブオイルだけでなく輸入品全般に法律的な抜け穴がたくさんあり、

 

偽物のオリーブオイルが合法的に本物のエキストラヴァージンオリーブオイルとして販売できるようになっています。

 

日本オリーブオイルソムリエ協会の会長である

多田俊哉(ただ としや)氏が

 

「そのオリーブオイルは偽物です」という本を書いています。

 

日本オリーブオイルソムリエ協会の会長があえてこの本を書いた背景には、店頭に並ぶオリーブオイルの実に8割は偽物であるかもしれないという警鐘を鳴らしたかったようです。

 

そのオリーブオイルは偽物です 日本オリーブオイルソムリエ協会 | 多田俊哉 | 家庭医学・健康 | Kindleストア | Amazon

 

協会概要 - 日本オリーブオイルソムリエ協会

 

 

偽物オリーブオイルのからくり

アマゾンでオリーブオイルを購入した人のレビューでは

 

「オリーブオイルの独特の風味が苦手」

 

「香りが少なくてあっさりしていて使いやすい」

 

というようなのが結構ありますが、

 

本来、本物のエクストラバージンオリーブオイルには、オリーブの実のフルーティな香りがあり、

 

よい香りがあるから、

 

エクストラ(特別な)

 

バージン(一番しぼり)

 

のオリーブオイル!

 

もし独特な変な香りがするのなら、

 

それは劣化したオリーブオイルで、

 

また

 

香りがなくてあっさりしているのなら、

 

精製したオリーブオイルを混ぜられているか、

 

古いエキストラヴァージンオリーブオイルなんだそうです。

 

上質なエキストラヴァージンオリーブオイル

 

の特徴は、

 

オリーブの実のフルーティな香りがして、

舌にピリッとした辛味と苦味があるそうです。

 

ぜひ、今使っているエキストラヴァージンオリーブオイルの味を確かめてみてください。

 

世界中に偽物が

 

現実は日本だけではなく、世界中にエキストラヴァージンオリーブオイルの偽物があふれていて、本場イタリアでも偽物が沢山あふれています。

 

偽物とは?

 

偽物とは、欠陥エキストラヴァージンオリーブオイルのことで、

 

エキストラヴァージンオリーブオイルの基準を満たしていないのに、

 

エキストラヴァージンオリーブオイルとして売られているものを言います。

 

イタリア人は、

 

本来高いはずのエキストラヴァージンオリーブオイルが恐ろしく安い値段売られているので、

 

本物ではないけれど、それを知ったうえで納得し買っています。

 

本物じゃないかもしれないけれど、

 

安いし、テレビのCMでもやってるし、大企業だからそんなに粗悪なもの売らないよね、

 

という感覚で買っています。

 

イタリア人は安い理由を理解した上で買っているのですが、

 

日本では

 

本来は安いはずの偽物が高い値段で売られていることがあるので要注意なのです!

 

ラベルの裏をみてちゃんと生産者を確認するようにして下さい。お店の人に聞くのもいいと思います。

 

 

 

偽物メーカーの一例

 

2016年にスイスのテレビ番組で、スーパーで売られている12銘柄のエキストラヴァージンオリーブオイルの「抜き打ち検査」があり、

 

チューリッヒで2人のオリーブオイル鑑定士と化学者が調べたところ

 


・デ・チェコ・クラッシコ社(De Cecco classico)

「酸化したような悪い油のにおいがする」

 

・カラペリ・クラッシコ社(Carapelli Classico)

「油に熱が加わって発酵したような匂いがする」

 

・ベルトリ・オリジナーレ社(Bertolli Originale)

「泥やカビのような匂いがする。発酵しているし酸化もしている」

 

今回この油メーカーの抜き打ち検査中で特に注意してほしいのが

 

・カラペリ・クラッシコ社(Carapelli Classico)

「油に熱が加わって発酵したような匂いがする」

 

 

・ベルトリ・オリジナーレ社(Bertolli Originale)

「泥やカビのような匂いがする。発酵しているし酸化もしている」

 

このベルトリ社は世界で一番売れているエキストラヴァージンオリーブオイルとホームページに書いています。

 

この企業はどちらともスペインの巨大油メーカー。

 

巨大メーカーに注意

その他、こちらも偽物疑惑で名高い

 

・サッソ社(Sasso)

 

・カルボネール社(Carbonell)、

 

・San Giorgio社(サン・ジョルジョ)

 

・ダンテ社(Dante)

・フィリッポ・べリオ社

 

フィリッポ・べリオ社は中国企業で、世界で二番目に売れているエキストラヴァージンオリーブオイルとなっています。

 

どこの国が、というわけではないですが誰が作って販売しているかはちょっと気にした方がいいと思います。

 

偽イタリア産が日本では本物?

 

本来エキストラヴァージンオリーブオイルというラベルを貼る場合、産地の記載が義務付けられています。

 

使っているオリーブの実がすべて同じ国の場合、

 

その国の名前を付けれます。

 

例えば、イタリア産、ギリシア産、スペイン産など。

 

しかしオリーブの実がEU内の複数の国のものを使っていた場合、

 

 

EU加盟国のオリーブオイルの混合

 

EU加盟国とEU加盟国外のオリーブの実の混合

 

EU内とEU外のオリーブオイルの混合

 

と本来は記載しなければなりません。

 


エキストラヴァージンオリーブオイルは収穫から72時間以内には採油の必要があり、

 

原材料が二か国以上にわたっている場合、現実72時間での採油は不可能と言えます。

 

ところが、日本の法律では、イタリアから輸入したオリーブオイルは、

 

イタリア産、と記載でき、さらに最終的に加工した国が産地になります。

 

つまり、原材料にかかわりなく、最後に瓶詰めした国を原産地として合法的に記載できるよいうになっているのです。

 

例えばチュニジアとギリシア、トルコのオリーブオイルをイタリアで瓶詰めした場合、

 

 

イタリア国内では、EU内とEU外の混合オリーブオイルと記載しなければなりませんが、

 

日本では原産国イタリア、と表記できます。

 

 

全て良質なイタリア産だけのオリーブオイルだと思って高いお金を払ったのに、

 

実際はもっと安く買える二か国以上のオリーブが混ぜ合わされたオリーブオイルなんて話はよくあるようです。

 

しかし日本の決まりでは、最後に加工した国が産地と表記できるので、

 

イタリアでは産地偽装となるのに

 

日本では合法、産地偽装にならず、しかも高い値段がついていても分かりません。

 

美味しかったらまだましですが、高いお金を払って変な匂いや味がしたのではたまったものではありません。

 

食品添加物も多い


実際のところ、多くの偽物オリーブオイルには食品添加物か混ぜられており、

 

それによってオリーブオイルの持つ健康効果は打ち消されるばかりか、

 

水素添加加工されたオイルの毒性も問題になっています。
 

純粋な高級オリーブオイルの場合、オリーブの実を傷付けず、葉や小枝が混ざらないように、オリーブは機械ではなく手摘みされます。

 

摘み取ると時間を置かず、熱も化学薬品も加えず、低温で圧搾(あっさく)してオイルを抽り出します。

 

抽り出されたオイルは、

 

色の着いた瓶かステンレスの缶で保存されます。

 

ちなみにプラスチック容器は、オイルが容器の化学物質を吸い込んでしまうため、

 

本物のオリーブオイルはプラスチック容器を使いません。

 

本当に質のいいオリーブオイルは、日本でも色付きのガラス瓶で保存されているはずで、

 

ここまで徹底しているオリーブオイルが、果たしてどれだけ市場に出回っているでしょうか?


オリーブオイルは「エキストラバージンオイル」と付けば、

 

何でもかんでも同じと思ったら大間違いということですね。

 

 

参考記事「Author:KOKO」さんの記事

の原文をお読みになりなりたい方は、

 

下記にURLを貼っておきましたので、こちらからどうぞ

 

オリーブオイルはどうして偽物が多いのか?ソムリエが説明!知っておくべき3つの大切なポイント │ OLIVE- JOURNAL

 

phusikos.jp

 

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?オリーブオイルは「エキストラバージンオイル」となっていれば大体同じと思っていたのですが、

 

実際には偽物が世界中に蔓延し、

 

特に日本はオリーブオイルのニセモノ天国になっていただなんてちょっと衝撃でした。

 

油って体にとても影響あるもので、

 

知らずに高いお金をだしつつ粗悪品を使っていたなんてことにならないように、

 

こういう事実を知ったうえで自分のできる範囲でちゃんとしたものを選ぶ事も大切だなと思いました。

 

最後までお読み頂き感謝します。

ありがとうございました。