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コレステロールには本来の役割がある?

コレステロールには「本来の役割」がある?について書いてみました。

 

あなたは「コレステロール」と聞くと、体にとって悪者のように思っていませんか?私もそうでした。私は元々コレステロールの数値が通常の人より2~3倍高く、日本の現代西洋医学では絶対薬を飲まなきゃいけないレベルだそうです。

ただ私の場合、薬を飲むと決まって体中の発疹とカユミがひどくなり、とても我慢できるレベルではなく飲むの止めました。年に一度の健康診断に行くと毎回薬を飲むよう軽~くオドされますが、別に健康だし、今特に問題ないので気しないようにしています。

 

しかし世間一般では今だコレステロールは悪者一色の傾向で、何かそれに対する考えのお医者さんはいかいのかな?と調べていたらちゃんとおられました。

 

2013年に大阪の中津に、統合医療の内科クリニックとして開業した
小西統合医療内科 院長 小西康弘先生の記事です。

 

コレステロールの数値が凄く高い私としては非常に心強い内容の記事だったので、今健康なのに、コレステロール値の高さを気にされている方と是非とも共有したいと思い参考にさせて頂きました。

 

本来の重要な役割


健康を害する動脈硬化等の原因としてこれまで悪玉扱いされてきたコレステロールですが、本来は身体にとって非常に重要な働きをしており、大切な役割があるという事が近年見直されてきています。

 

実はコレステロール、あなたが生きていくうえでとても重要な働きをしている体内物質を作っているといいます。その中でも重要な一例をあげれば、

 

「甲状腺ホルモン」

 

「副腎皮質ホルモン」

 

「ビタミンD」

 

「胆汁酸」

 

などを作って(合成)います。これらの重要な体内ホルモンの原材料にコレステロールはなっています。

 

重要な体内物資を作る

 

甲状腺ホルモン

 

あなたの体の中に、食べた物から入ってきた「たんぱく質」「脂肪」「炭水化物」は体の中で作り替えられ(代謝といいます)、
体の組織を作る材料や体を動かすエネルギー源として利用されます。
甲状腺ホルモンにはこのような新陳代謝の過程を刺激し促進する作用があります。
また、胎児の発育や子どもの成長にも重要な役割を持っています。このような働きをする体内物質をコレステロールが作っています。

 

副腎皮質ホルモン

副腎皮質は、コルチゾールとアルドステロンと呼ばれるホルモンを作っています。 
コルチゾールはストレスから体を守り、糖利用の調節、
血圧を正常に保つなど必要不可欠なホルモンです。このような働きをする体内物質もコレステロールが作っています。

 

ビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収促進、骨の成長促進、血中カルシウム濃度を調節する重要な役割のある栄養素で、健康な骨を維持するために欠かせない、脂溶性のビタミンです。 またビタミンDには、体をウイルスなどの外敵から守る「免疫機能」を調整する働きも担っています。このように重要な体内物質もコレステロールが作っています。

 

胆汁酸

 

胆汁酸は肝臓の中で作られ(合成)され、胆嚢(たんのう)という臓器に一旦貯蔵され、さらに濃縮されたのち、小腸へ放出されます。

 

胆汁の主な成分である胆汁酸は、食物中の脂肪を溶かし(可溶化)し、リパーゼによる分解を助け、腸からの吸収を促進、 脂溶性ビタミンの吸収も助け、体の内部のさまざまな代謝機能に重要な役割を担っていることがわかってきています。

 

これらはコレステロールが体の中で、あなたが生きていく上で非常に重要な働きをしている一例です。

 

 

 

 

コレステロールが不足すると?


仮に薬等を飲む事により、体内でコレステロールが不足してきた場合何が起こるかというと、あなたが生きていくうえで重要な働きをしているホルモンやビタミン、胆汁酸が作られにくくなり、また細胞膜も弱体化することにより、体を守る防衛機能、さまざまな細胞機能の低下が起こってきて、あなたの大切な体を危険にさらすことにもなります。

 

また最近では、薬で極端にコレステロールを下げすぎることにより脳出血などのリスクが高まるなどの弊害も認識され、コレステロールが低いほど、癌になりやすかったりうつを発症しやすくなるというデータもあるそうです。

 

脳はその65%が脂質からできているそうで、最近の研究では、心臓病にかかったことのない一般の人は、コレステロールの値がある程度高いほうが、低い人よりも死亡率が低いということが分かってきました。

 

以上の事からコレステロールは、あなたの身体を正常に機能させるために、とても重要な役割をしている物質であり、これまであなたの耳に入ってきていた「コレステロールは悪者」という考えをを別の角度から見直してみる、いい機会ではないでしょうか?

 

「例外」もある

コレステロールを下げるべき人

ただし注意が必要な場合もあります。心臓病(狭心症や心筋梗塞など)のある人では、コレステロールが高いと再び発作を起こすリスクが高くなることもあるそうです。

 

心臓病の人は、LDLコレステロールの値が高いほど発作が起こるリスクが高いことは多くの研究から明らかになっており、キチンと薬を飲んで治療をする必要があるそうです。

 

 

逆に、心臓病(心臓疾患)がなく、慢性炎症が起こっていない人は、コレステロールの検査数値が高いというだけで、薬を飲む必要はないかもしれません。

 

心臓病のある人と、心臓病ではなく単にコレステロールの検査データで数値が高いだけの人では分けて考える必要があるということです。

 

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

現代のコレステロール対策について、心臓病のある人と心臓病とは全く関係のない一般の人とを一色単にした考えが問題であると共に、コレステロールが全て悪者という刷り込まれた考えではなく、

 

単にコレステロールの数値が高いというだけで、言われるままに薬を飲むのではなく、

 

キチンとした正しい知識を持ち、コレステロールはあなたの体の中で、なくてはならないとても重要な働きをしている体内物質を作っている(合成)重要な物質だということも是非認識していただき、今後のプラスになったらと思い今回の記事を書きました。

 

今回参考にさせて頂きました、

医療法人全人会 小西統合医療内科 院長

小西 康弘 先生については下記にURLをはっておきました。

ご興味のある方はURLをご参照下さい。

 

院長紹介 | 小西統合医療内科(大阪)

 

最後までお読み頂き感謝します。

ありがとうございました。